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診察台と噛み犬 [ワンコ]


獣医さんによって考え方が違います

GW明けの週末、あいにくの雨[雨]
土曜、日曜が出勤の夫を送り出し、福の散歩から戻ったら、おうちでゆっくり、のんびり~[るんるん]
とても穏やかで幸せな時間です。

     福は私の足元でゴロ~ン[眠い(睡眠)]
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     たね丸は・・・電子レンジの上の奥深くでこそこそ、秘密基地探検。
     近づくとガオ~[むかっ(怒り)]と向かってきます
     DSC02871.jpg

***********************

福は体を拘束されることを嫌い、抱っこをさせてくれない為、診察台に乗せるために『口輪』が必要です。
昨年6月、病院で口輪をはめようとして、診察室で唸り、噛みつき、とても大変なことになりました。

獣医師には「飼い主さんとの信頼関係が気づけていないから。躾がきちんとできていないから」と注意を受け、夫と二人ひどく落ち込みました。

その後、ドッグトレーナーさんの指導の下、福に合わせたトレーニングを行い、ゆっくりのんびり今に至っています。その中には口輪をはめる練習も積んできました。

4月、ワンコたちは狂犬病の予防注射、フィラリアの抗体検査(血液採取)があり、いよいよ練習の成果を試す本番の日。
これまでお世話になっていた獣医師の所ではなく、ドッグトレーナーさんに紹介してもらった徒歩圏内の動物病院へ。
口輪は病院の近くに行ってからはめようとして、福が私に抵抗。
無理にはめようとした夫にガブリ。

結局、初めての病院で、診察台にはコマンドのGOで自ら乗り、獣医師3人に取り押さえられ、エリザベスカラーをはめて処置をしていただきました。

やれやれと思ったその数日後、福の瞼にマダニを発見。
口輪もはめられないし、どうしたものか悩んだ末、恐る恐る予防注射をした病院へ電話。
「大丈夫です。福ちゃんをどうするかはこちらで考えますから、とにかく連れてきて下さい」とのお返事。

1人の獣医師がガツンと福をホールドして診察台に乗せ、もう1人の獣医師がお尻側から押さえ、別の獣医師が口を紐で縛り上げてあっという間に処置して下さいました。
あっぱれなチームワークにただただビックリ。

しかし、福の受難はもう1回あったのです。
それから1週間くらい経った頃、お腹がゴロゴロ。
またもや通院。
当日は雨でレインコートを着せて病院へ。
受付でそれを脱がせようとして、私は思いっきりガブリと噛まれました。
床にポタポタと血が滴り落ち、他の飼い主さんたちがオロオロ、ビックリ。

度重なる恐怖を味わった病院で、また何をされるかわからない不安の中、福の気持ちを理解していなかった私が一番悪かったのです。

福はそのくらい恐怖を感じながらも、GOのコマンドで診察台へ上がり、エリザベスカラーをされて診察は終了。
季節の変わり目のお腹の不調でした。

福に恐怖心から噛むという行為をさせてしまったことを本当に反省しています。
トレーニングは振り出しに戻し、もう一度信頼関係を積み上げていくしかありません。

福がどんな飼い主さんのところで育ち、生きてきたのか。
震災から半年間、どんな環境で、どんな体験をして生きてきたのか。
知るすべはありません。

今、私ができることは、福の心のシグナルをきちんと受け止め、楽しい、嬉しい、心地よいことを増やしてあげることなのだと思います。

 [犬][犬][犬]

「暴れる犬を診察台に上げ、診察をする」という場合、獣医師が飼い主にどこまで求めているのか。

それは獣医師あるいは動物病院それぞれで考えが違うということを今回のことを通して学びました。

福がこれまでずっとお世話になっていた病院は、診察台に上げ、きちんと押えるのは飼い主の仕事。
勿論、口輪が必要な場合はそれもするのが飼い主。

今回お世話になった病院は、全て病院側がやって下さいます。
獣医師が6人もいる、比較的大きな、設備も整った病院だからかも知れません。

暴れてしまい、病院に連れて行くことを躊躇している飼い主さんがいらっしゃったら、その状況を受け入れ診察して下さる病院を探すことをお勧めします。
愛犬が治療を受けられず、病気が悪化しては本当に可愛そうですから。

     福ちゃん、ゆっくり口輪の練習をしようね[ハートたち(複数ハート)]
     DSC02848.jpg



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コメント 8

おみ

たね丸くん、そんな大きなお口開けて~
イケメンが台無しでしょ(笑)

福ちゃんの件、大変でしたね・・
福ちゃんどんなに怖かったことか・・
どんなにトレーニングしてもよみがえってくる恐怖というのはあるのでしょう。
時間が必要なのかもしれませんね・・

うちのしずく・・あんなに天真爛漫ですけどクリニックへ行くと1週間元気がなく鳴きもしません。
健康な子なので健康診断も止めました。
そんな子もいるんですよね・・
by おみ (2013-05-11 21:59) 

SUMAKO

おみさま
コメントありがとうございます。
たね丸の顔、すごいでしょう。発情の時期はいつもこんな顔をしてガオガオやっています(笑)

福への優しいメッセージありがとうございます。
毎日本当に少しずつお互いが理解し合えるように先に進めたらよいと思っています。「3歩進んで2歩下がる」本当にこんな感じです。

しずくちゃん、とても繊細な心の持ち主なんですね。オカメインコは頭が良く、記憶力もしっかりしているので、怖いこともインプットされちゃうんですね。おみさんがしっかりしずくちゃんを見てあげているから、健康診断などで神経を使って具合を悪くするよりも、お家でストレスのない生活をするほうがずっと健康でいられそう。福も多少のことだったら、家でのんびりさせて、自力で回復させたほうがいいのかも。。。

by SUMAKO (2013-05-14 00:20) 

みなみ

福ちゃん!大変でしたね。
病院はわんこにとって、嫌な所みたい。
とのは噛みはしませんが、
怖くっていつもぶるぶる震えます。

我家は、病気の時とは別に
セカンドオピニオンをワクチン等で利用しています。
この方がとのにとってストレスがない様なので・・・

病院によって、いろいろ違いますもの~
福ちゃんに合った病院が見付かると良いですね。
by みなみ (2013-05-14 17:45) 

梅子

福くんにはもちろんですが、SUMAKOさんにお疲れ様の言葉を
伝えたいです。
この犬はとても神経質。悪く言えば臆病。 リップが獣医さんに
言われた言葉です。福くんと同じだったなぁ~・・・病院に入るなり狂犬!野犬!でした(苦笑)下痢したやら吐いたやら、ケガとか・・・もう、病院に向かうのがいつもストレスでした。
他の犬との接触を避けるため、呼ばれるまで私とリップは外で待ち、素早く口輪。
呼ばれたらダッシュで診察室に向かい、先生もリップのこと、わかってますから、診察も早い早い!母と弟と私と三人で押さえ込みです。血走った目で吠え続けるリップが今もしっかり記憶に残っています(笑)
SUMAKOさんが心を痛める必要はありません。福くんは辛い記憶を持った特別な犬です。きっとリップと同じ神経質な犬でもあるんでしょう。どうやって治療するかは獣医さんの問題です。
プロなんだから。
飼い主との信頼関係などと、とやかく言われるのもおかしい。
あくまでもその犬の性格です。
実家のマロンは、病院なんて全く怖くありません。
震えもしなければ、尻尾を振って大喜びです。ケガの痛みも忘れて先生にすり寄って行きます。痛い所を触られても爪を切られても声など出しもしません。こんな犬を見たのは初めてです。
友達の犬は、病院に入るなり毎回下痢をして飼い主を泣かせてましたよ(笑)
by 梅子 (2013-05-14 19:38) 

SUMAKO

みなみさま
コメントありがとうございます。
病院ではなかなか楽しい経験は出来ませんものね。今年の4月から行き始めたこの病院は、お散歩の途中で体重測定でも寄って下さいね、と言って下さいます。体重測定だったら痛くも、怖くもないですものね。そうやって少しでも恐怖が軽減される体験が出来たら、次回はもう少し良いのかも知れませんね。
セカンドオピニオンも上手に使えるようになろうと、コメントを拝見して痛感しました。
by SUMAKO (2013-05-15 23:35) 

SUMAKO

梅子さま
リップ君の様子をお教えいただき、とても心が楽になりました。リップ君と福って、いろいろな面でよく似ていますね。

マロンちゃん、獣医さんが怖くないなんて本当にすばらい。
ワンコもインコも個性がいろいろで、やっぱり出会いでそれが楽しいんですよね。リップ君の狂犬・野犬という表現、まさに福そのもので同じ。これからゆっくり少しずつレッスンして、いつかおとなしく診察を受けられるようになったら良いな。でも無理かも~だって病院は痛いことをいっぱいされるから怖いものね。
福だけじゃない、と思えるだけで本当に心が楽になりました。梅子さん、コメント本当にありがとうね。
by SUMAKO (2013-05-15 23:57) 

りんむ~

こんにちは。

たね丸くん可愛い!
インコもやっぱりいいなぁ~


福くんもsumakoさんご夫妻も素晴らしいと思いました。
コマンドでちゃんと自ら診察台にあがる訓練をされて…
しかも自分があまりしたくない状況(病院で) できるなんて!
sumakoさんを信頼していなければ出来ない行為です。

福くんはいいコ!でも少しコツの必要なコなのかもしれませんね(*^^*)
我が家も頑張らなくちゃ!
by りんむ~ (2013-05-17 08:23) 

SUMAKO

りんむ~さま
コメントありがとうございます。
保護犬はいろいろとたいへんな面があります。でもその分、心を開き、信頼して今までできなかったこと、しなかったことをできるようになった時の喜びはそれはそれは大きいですよね。
1年たって、やっと耳の中をお掃除させてくれるようになりました。
つばきちゃん同様、福も年齢がまったくわかりませんが、今一緒にいることを幸せに、今を大切に過ごしたいと思います。
インコも面白いですよ。たね丸は福より自分が先輩だと思っています。自分がかごに入れられて、福が家の中で自由にしていることがとにかく気に入らないんでしょう。可愛いやつです^^
by SUMAKO (2013-05-20 01:46) 

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