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能登の旅 5 [旅日記]


滞在時間が足りなかった~!

わがまま気ままな旅の最終日は、金沢の街歩き。
たった1日しかない限られた時間、どこに行こうか悩んだ結果、選んだ場所は・・・[目]

石川県は美術工芸の盛んな地域。
長く培われてきた伝統をこの目で見たいということで、まずは県立美術館へ。

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ちょうど開催されていた企画展「日本伝統工芸展」を見学。
日本で現在活躍中の伝統工芸に携わる職人さんの技に感動。

常設展では国宝にため息。
加賀藩前田家に伝わる文化財の見事なこと。

芸術を通して歴史を学んだ後は、お隣の兼六園へ。
前田家奥方御殿の成巽閣(セイソンカク)で贅を尽くした調度品などを拝見。

お天気に恵まれた庭園散歩を楽しみ、有名な灯篭を写真で[カメラ]
10月末、ほんの少し色づき始めた紅葉。

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食いしん坊の私は、名物のお団子をパクリ[るんるん]
柔らかくてモッチモチでした[グッド(上向き矢印)]

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金沢と言えば21世紀美術館。
と言うことで、今回の旅の最終目的地になりました。

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建物も近未来的ですが、現代アートが集められた興味深い美術館です。
入り込むと吸い込まれてしまうような芸術の世界。

図録や図鑑では絶対に伝わらないであろう不思議な世界です。
興味のある方は是非、観光コースに加えてみてはいかがでしょう。

この美術館はランチブッフェもお勧めです[レストラン]
地元のお野菜やシーフードがたっぷり、もちろんお腹も大満足。

コーヒーは、こんなに面白いカップ&ソーサーでした・・・これもアート[手(チョキ)]

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     *************** 金・金・金

たくさんゴージャスなものを拝見しました。
そして、食べちゃいました

     ホタルイカの沖漬けに[ぴかぴか(新しい)]
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     茶碗蒸しに[ぴかぴか(新しい)]
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     お寿司のイクラに[ぴかぴか(新しい)]
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2泊3日の能登の旅を満喫しました。
旅日記にお付き合いいただき、ありがとうございました。






能登の旅 4 [旅日記]

走る走る輪島から福井まで

ころ柿の里志賀の道の駅には、新鮮なお野菜が山のように並び、生きている地タコや旬のアオリイカが無造作にショーケースに。

地元の奥さまたちが当たり前のようにお買い物をしている様子をうらやましく眺め、旅の途中で見るだけ~となってしまったことが残念でした。

がっかりした私を元気付けてくれたのは・・・

   柿ソフトクリーム
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   柿アイスクリーム
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どちらも、仄かに柿の風味が感じられ、優しい味に仕上がっていました。

柿の風味を楽しんだ私たちは、千里浜なぎさドライブウェイへ。
粒子の細かい砂が海水を含み、ギュ~ッと固くなっているので、車で走ることができます。
全長8kmの日本で唯一の海浜ドライブウェイなんだとか。

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海の風に吹かれて、どの車も気持ち良さそうに走っていました。
滑らかな路面で、思っていた以上に心地よいドライブでした。

この日は輪島を出発して、一路、福井の永平寺を目指してドライブ。

走る走る。
レンタカーはトヨタIQ、1000ccのエンジンは加速が思うように伸びず若干不満は残ったものの、リッター20kmと素晴らしい燃費でした。

ランチは山奥の猟師レストラン「けがさ」にて。

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入口を入ると、ツキノワグマの毛皮が[がく~(落胆した顔)]

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夫のお目当てはジビエ料理でもなかなかお目にかかれない『熊肉』だったのですが、今は在庫がないとのことで、ご主人お任せ山菜定食になりました。

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     白山堅豆腐
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     厚揚げの味噌焼
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野性味溢れるジビエ料理は夢のように消え、精進料理ならぬ山菜尽くしの山の幸。
お腹の中がすっきりきれいになるようなメニューでした。

最終目的地の『永平寺』にたどり着いたのは午後4時過ぎ。

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日も傾き始め、夕方のお勤めの読経が流れる中、静かにお参りし、見学をさせていただきました。

立派な山門をくぐりぬけ、大きな玄関で靴を脱いで入ると、見学コースの全ては長い廊下でつながっていました。

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山の急な斜面に立てられたお寺の建物。
うっそうとした杉の大木。

修行僧の姿が神々しく感じられました。

短い時間でしたが禅の世界に身を置かせていただき、身も心も洗われ、汚れをぬぐい去っていただいたような気持ちになりました。

少し遠出をしましたが、訪れて良かったと思います。    



 


 
    

能登の旅 3 [旅日記]

皆さんはホテル派? 旅館派?

地方の、それも温泉の出る観光地に出かけていつも困るのが宿泊先。

日本式旅館のサービススタイルが苦手で、選択の余地があれば必ずホテルを選ぶのですが、これがなかなか大変。
ホテルと名のつく旅館だったりすることもあるのです。
コンシェルジュがあるようなホテル・・・それは温泉地にはほとんどありません。

今回の旅行も、輪島と金沢にそれぞれ1泊ずつしたのですが、輪島でホテルを探すのがとても大変でした。
結局、ビジネスホテル風の観光ホテル(立ち寄り温泉併設)に落ち着きました。
金沢で宿泊したANAホテルと比較すると、ずいぶんアットホームなこじんまりとした感じでしたが、清潔感もありとても親切な雰囲気でした。

ホテル泊の良い所は、夕食を外でいただくことができること。
旅館のお仕着せのパッと見の豪華絢爛の夕食ではなく、自分の好みのお店、お腹の調子、懐具合に合わせて選択できること。
そして、地元の方とのふれあいがあること。

輪島での夕食は、ホテルから歩いて5分ほどの所にある、地元のオヤジがふらりと立寄りそうな居酒屋『のと一』さんに行きました。

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     旬のお刺身の盛り合わせは、お店の大将にお任せ。
     (アオリイカ、ボタンエビ、地タコ、ブリ、スズキ)
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     いしる(この地方の魚醤でナンプラーのようなもの)鍋
     (お野菜がたっぷり、そしてお魚の旨味が出汁になっていました)
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     大将がサービスしてくれたキシメジ(お鍋に入れました)
     ・・・この季節ならではの地元のきのこ。シャッキシャキの歯ごたえでした。
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地元のお料理のことを教えていただくうちに、お店の大将と少しずつ打ち解けて、楽しいひと時を過ごす事ができました。

そして、このお店で輪島塗に対する意識が大きく変化する、とてもステキな出会いがありました。
その出会いのことは後日のブログでご報告します。

     *************** 御陣乗太鼓

お店の大将に教えていただき、輪島塗、朝市、千枚田に並ぶ観光の目玉の御陣乗太鼓を目の前で聞くことができることを知り、夕食後に行ってきました。

1576年に上杉謙信勢の能登攻入りに、武器を持たない名舟村は木の皮の面、海藻の 髪をつけ夜陰に乗じて陣太鼓を打ち鳴らして追い返したと言われている御陣乗太鼓。

石川県指定無形文化財に指定されているとは言え、有志の保存会の皆さんが観光客に無料で鑑賞させてくれるということで、大きな期待をせずに出かけた私たち。

一発目の音を聞いてビックリ。
腹の底をえぐられるような迫力で、鑑賞時間約20分、圧倒され続けました。

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     6人の叩き手のパフォーマンスがすごいすごい。
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     感激し、保存会の活動応援、そして旅の思い出にDVDを購入しました。
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輪島にお出かけの皆さん、これを逃してはいけませぬ~~~。


     *************** たね丸のお土産

旅の記念にたね丸に買ったお土産・・・ご当地キューピー(加賀友禅)

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     さっそく朝食時に一緒に遊ぼうと、食卓横にスタンバイ[るんるん]
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     [がく~(落胆した顔)]が・・・・・無視された[たらーっ(汗)]
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結局、未だ全く関心を示しません。
北海道のヒグマキューピーちゃんとはお友だちなのに[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]     

インコの心をつかむのは難しいです[ふらふら]


能登の旅 2 [旅日記]

ご飯が美味しかった!

能登の旅1日目は、能登半島の先端をなぞるようにドライブ。
あちこちの道の駅、そして眺めの良いところで一息。
勝手気ままが許される個人旅行の醍醐味です。

日本海の荒波に削られた岩の中にあるものは・・・

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ゴジラ・・・どこかしら~と探すとありました

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ゴジラ岩を通り過ぎて少し進むと、塩作りをしている場所に到着。
今も「揚げ浜式製塩」の伝統的な方法で塩を作っているのだとか。

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日本海のきれいな海水から太陽と風を使って作られる塩は、天然のにがりをたっぷり含み、とてもまろやかで角のない塩味。
試食をさせていただき、その美味しさに感激。
自宅用に買いました。

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この日の最終目的地は千枚田。
日没が早いこの季節、お日様が沈む前にと大急ぎで向かい、何とか間に合いました。

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海に面した急斜面に織り成すように作られた田んぼ。
機械を入れることができないので、全てが手作業で行われるのだとか。

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加賀百万石を下支えしてきたお百姓さんのご苦労を偲ぶ風景でした。

今回の旅では、甘エビ・白エビ・鱸(すずき)・ブリ・地だこのお刺身、ホタルイカの沖漬け、いしる鍋、能登のお野菜などな、日本海のおいしいものをたくさんいただきました。

でも、それら美味しいものよりも際立っていたのは、ご飯。
新米のこの季節、甘い香りと味、程よい粘りがたまりません。

日本人に生まれてよかった[るんるん]


能登の旅 1 [旅日記]

30年ぶりです

大学4年の3月、卒業旅行で友人と訪れた能登半島。
横浜から新幹線で京都、京都で湖西線に乗り換えて金沢。
素敵な場所だったけれど、とても遠かった思い出。

今は・・・羽田空港から飛行機で1時間。
2003年に開港した能登空港にあっと言う間に到着。
朝8時頃自宅を出発して、11時には能登半島の突端に到着できることにビックリです。

レンタカーで半島の先端に向かってドライブ・・・目の前にはカリフォルニアの断崖を思わせる風景。
日本にもこんなにダイナミックな自然があるのだとしみじみ感じました。

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1日目のランチは、珠洲(すす)にある古民家レストラン『典座(てんぞ)』で。
ここは珠洲焼の窯元『織陶苑』のギャラリーにもなっていて、風情がありました。

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建物は江戸末期のものをそのまま利用したもので、北前船で財をなしたかつての繁栄の様子が、調度品や佇まいに感じられ、まるでタイムスリップしたような空間でした。

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メニューは、地元野菜や山菜を使った田舎料理。
都会では味わうことができない地方ならではの季節の味です。
素朴なほっこり温かな気持ちになりました。

出していただいたお料理の一部です。

     季節のお野菜の炊き合わせ
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     蓮根つみれ汁岩のり添え
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     珠洲松茸のご飯
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食後のコーヒーは、テーブルから囲炉裏端に場所を移して。。。

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窯元『織陶苑』の作陶家・坂本韻老先生の作品は、焼締めの陶器が好きな栗原はるみさんのお気に入りでもあるのだとか。

レストランになっている古民家のあちこちに無造作に置かれた作品が、どれも素朴で温かみがあり、いつも身近に置いておきたい、そんな焼き物でした。

そんな作品のひとつをとても気に入って、買ってしまいました。

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中身は・・・これ!
ちょこんと乗っているフクロウが可愛い。
我が家にも福が来ないかな[かわいい]

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少し大きめの香炉です。
来年の夏、蚊取り線香を炊いても良し、蝋燭の明かりを楽しんでも良し。
珠洲の思い出と共に、大切に使いたいと思います。


  つづく[ダッシュ(走り出すさま)]

大内宿 [旅日記]

江戸の風景が残る街並み

今回の旅の最後の寄り道は、福島県南会津の山中に位置する妻籠宿、奈良井宿についで3番目に重要伝統的建造物群保存地区に指定された『大内宿』。

全長450mの街道沿いに整然と並んだ茅葺屋根のタイムスリップしたような風景。
江戸時代には、「半農半宿」の宿場だったのだとか。

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かつて会津藩主が参勤交代の折に立寄った宿場はさぞかし賑やかだったことでしょう。

現在、この茅葺屋根の建物は、民宿や民芸品、郷土料理の店、お蕎麦屋さんなどになっています。

この日のお昼は、「三澤屋」さんで名物のおそば。
日本昔話に出てきそうな建物でした。

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お蕎麦が出来上がるまでの間に出てきた季節の野菜とお漬物。
インゲンが新鮮でとても美味しかったです。

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この地方では大根おろしの汁にお醤油やお味噌を加えてそれにお蕎麦をつけて食べる“高遠そば”の名で知られており、箸の代わりにネギを用いて蕎麦を食べる風習が[がく~(落胆した顔)]

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薬味は、大根おろし+おかか and お味噌2種、それぞれを大根おろし汁に加えていただきました。
ネギでお蕎麦をいただくのはちょっと難しく、やはりお箸の方が良いようです。

おかずに注文した地鶏の卵を使った卵焼き。
ふっくら濃いお味でこれまた美味~。

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お腹いっぱいに美味しいものをいただき、爽やかな秋の風に背中を押してもらいながら帰途につきました。

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大内宿で出会ったお店の可愛いワンコ。
日本犬はシャイでした[ハートたち(複数ハート)]

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今回の旅で、乾物やお漬物などいろいろとお買い物をしました。それらの食材を使って作ったお料理を少しずつアップしていきたいと思います。

東北の旅日記にお付き合いいただき、ありがとうございました。



会津若松で1泊 [旅日記]

歴史を見つめてきた城壁

山形からの帰り道、福島県の会津若松に1泊しました。

会津のお城と言えば「鶴ヶ城」。
城主が次々と変わり悲しい歴史を背負ったお城は、今から50年ほど前に修復が終わり今の美しい姿になったそうです。

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そして、この「鶴ヶ城」と仙台の「青葉城」がモチーフとなって作詞されたのが土井晩翠の『荒城の月』ということを今回の旅ではじめて知りました。

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鶴ヶ城の天守閣、そして敷地を見学しながら感じる物悲しさが、メロディーと重なり、たくさんの方が志半ばで命を落としたであろう思いつつ歴史を振り返りました。

草が生え観光客もほとんど居ない城壁だけが残る場所こそ、その頃の人々の魂が宿っているような感じでした。

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お城を見学した日は日中30℃を越える夏日。
福島県に重要文化財指定されたお茶室でいただいた冷たいお抹茶に爽やかな渋味を感じ、一時の涼を感じました。

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会津若松では、この地域の郷土料理をいただこうということで、割烹・会津料理のお店『田季野』へ。

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今から150~200年前の建物を移築して作ったもので、会津の焼き物なども飾られ、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりとお夕飯をいただくことができました。

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このお店のお勧めは、平家の落人伝説のある村で作られたという曲わっぱを器にし、会津地方で採れた食材を中心に使った輪箱飯。
材料の味と香りをたっぷり吸ったご飯が美味しかったこと。
添えられたお汁は「こづゆ」というこの地方独特のものなんだとか。
人参、きのこ、糸こんにゃく、里芋、そして必ず入っているというきくらげと豆麩。お醤油仕立てのさっぱりとした味付けでした。

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突き出しは、細竹と山ウドの和え物。

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3種類の味の違うお味噌を使った田楽も絶品でした。

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山のお料理は見た目がとても地味ですが、季節感があり、胃腸に優しいものばかり。
美味しくいただけたことに感謝。

  ***あと1回だけつづく






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喜多方ラーメン [旅日記]

ラーメンのお味は?????

山形での用事が済み、一足先に帰宅する母を米沢駅へ送り、夫と私は1泊寄り道。

米沢から一路、目指すは喜多方。
ラーメンの代名詞にもなっているこの地で、ランチは美味しい1杯を。

途中、道の駅でラーメン店のマップをもらい、どこのお店に立寄ろうかと悩む悩む。
「喜多方老麺会」というパンフレットに載っているお店だけでも50店舗近くもあり、その中から1店舗を選ぶのが難しいこと。

結局、“スープよし、麺よし、彩りよし”とのキャッチコピーで選んだお店は『蔵々亭』。

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お店の入口には、道行く観光客に自由にどうぞとフレッシュなキュウリとトマトが冷やされていました。

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お店の中に入ると、そこは老舗のお味噌屋さん。
注文のラーメンが出来上がるまでの間、先ほどの冷えたキュウリに、試食のお味噌をつけてお味見をさせていただきました。

注文したラーメンは、チャーシュー麺。

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自家製のお醤油を使った、あっさり味でした。

サイドメニューに味噌おにぎりを注文。
ラーメンよりも素朴な味のおにぎりの方が美味しかった[わーい(嬉しい顔)]

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ラーメンをいただいた後は、この日の宿を取っている会津若松へ移動。

途中、こんな看板に心揺れて寄り道。

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細い獣道を進むこと200mほど。
マイナスイオンたっぷり、でも少々霊気漂う滝が
私たちの他に2組の見学者が居たから良かったものの、ちょっと不気味な場所でした。

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早々に滝から引き上げ、五色沼で一休み。
桧原湖畔から裏磐梯を眺めて、小さな秋を発見。

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9月のはじめ、東北の山は少しずつ秋に変化しておりました。
 
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喜多方の街には、ほとんど観光客の姿がありませんでした。
ここにも原発の影響があるのでしょう。
復興を願うばかりです。

もう少し東北の旅日記が続きます。
お付き合い下さいませ。
     
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山形の郷土料理 [旅日記]

秋の味覚

今回の旅に同行した生まれも育ちも神奈川県の夫。
東北の・・・いえいえ山形の美味しいもの初体験。

山形の旬の香り、味、歯ごたえを体験して欲しくて、知り合いの割烹でお願いして、メニューにはない郷土料理のコースを作っていただきました。

夫だけではなく、母も私も何が出てくるのかワクワク、ドキドキ。

まずは「とび茸」のお料理からスタート。
左側の器に盛られたものがそれ。
「とび茸」は山形のきのこの季節のトップバッター。舞茸のような感じで、手で裂いて、ナスと甘辛味にいためたもの。昔からお盆のご馳走なんだとか。

右側の器の中身は、油揚げと青菜のお浸し。薄味でお上品なお味でした。
山形の油揚げは女性のこぶし大の丸くふっくらした形で、柔らか~。

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夕顔(冬瓜)と豚ばら肉の煮物。
あちこちの八百屋さんに大きな大きな夕顔が並んでいました。

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『芋煮』
秋に河川敷で行われる「芋煮会」。そこで振る舞われるのがこれ。
山形の芋煮は、里芋+牛肉+きのこが必須だそうです(母曰く)。
河原に火を起こし、その後女性が野菜の下準備をする間に男性が山へきのこを採り行く。
雪が降る前の楽しい行事のひとつだったのでしょう。
お醤油仕立てで、牛肉の甘い香りがつるりとした里芋の味と相まって、ほっこり温まる味でした。

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今が旬の丸茄子のお漬物。
ちょっと苦味があるのが後を引く感じで美味しい。

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海から遠い置賜地方でなぜかカツオのお刺身。

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理由はこれでした・・・復興支援です!

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このお料理・・・・何でしょう?

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     答え・・・アケビ
     アケビの種を取り、豚肉を甘辛味にし葛でトロミをつけて詰め、油で揚げてあります。
     ゴーヤーくらいの苦味が大人の味で、これまた後を引く感じでした。

おかひじきとカニの和え物。
シャキシャキした歯ざわりがいい感じ~。

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鮎の塩焼き。
板さんが焼いたものは、観光地で売られているものと違い、身がふっくら柔らか~。
焼きたての香ばしさで、頭から食べられる美味しさでした。
黄色い添え物は、菊の花。香り高くて秋を感じる一品です。

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〆は山形産のご飯とじゅんさい&お豆腐のお吸い物。
じゅんさいのトロミとしっかりと堅く味の濃いお豆腐の組み合わせが抜群でした。

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あっ[わーい(嬉しい顔)]のんべいの夫はこれらのお料理にもちろん地元産日本酒もプラスして楽しんでいました。

お店の窓の外に広がる風景・・・ここもまた自然がいっぱいでした。

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旬の美味しいお料理を目で楽しみ、舌で味わい、お腹は大満足。
自然の恵みに感謝[ハートたち(複数ハート)]
     


     

東北・山形の美味しいもの [旅日記]

素朴な味

福島寄りの山形県に行ってきました。

横浜の自宅から首都高湾岸線を通り、東北道へ。
出発したのは8月最後の日曜日。
被災地へ向かう運搬車両の無料サービスも終わりに近づき、大型車が目立ちました。

東北道は宇都宮を過ぎると、一気に風景が田園風景になり、空気も変わります。

父が生まれ育った町の小さな小さな駅。
駅員さんも乗客も誰もいない駅。

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時刻表はこんなにシンプル。

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線路は枕木が見えないほど草が伸びていました。

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単線の線路の向こうは、どこまでもどこまでも田んぼ。
どうか、放射能に犯されていませんように。

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たっぷりの水をたたえた最上川のほとりの道の駅「あゆとぴあ」。
何だかダジャレのようなネーミング。

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ここには、大きな観光ヤナ場があります。

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炭火で焼いている川魚(ここでは鮎でした)。
香りと風景に、ついつい吸い寄せられてしまいます。

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山形特産の丸なすは今が旬。ちょっと感じる苦味が何ともいえない旨味です。
厚揚げの田楽はユズ味噌を添えて。香ばしさに食欲がそそられました。

今回の旅日記は、東北で食べた美味しいものを中心にお送りします。
しばしお付き合い下さいませ。

次回へつづく。。。

  


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