かつらの再出発 [雑記]
役に立つ日がやってきた!
これは母が乳癌になった時に作ったかつらです。
がん検診で見つかった時にはリンパ節まで転移し、片胸を全摘出しました。
主治医の的確な判断で広範囲に摘出し、その後の転移がなく、母は現在元気に毎日を過ごしています。
私が物心がついた時からずっとおしゃれに気を遣う母は、毎朝きちんとお化粧をし、髪を整えております。
父が定年になるまでは、父の帰宅時間が近づくと、髪に櫛をいれ、身なりをサッと直している姿を毎日見ていました。
そんな母の抗がん剤の治療が決まった時、父の勧めで、フルオーダーメイドで作った思い出のかつら。
治療で髪の毛がほとんど抜けてしまった時期が夏の暑い季節だったということ、病気を知っている知人に会うときには在りのままの自分でいたいとかつらをかぶりませんでした。
なので、使用したのはたったの4回。
それでも、自分の頭に合ったかつらが手元にあるというだけで、心の安心感があったのでしょう。
必要がなくなった時期にメーカーにクリーニングに出し、その後大切に保管されていたものが、この度、同じ病気で苦しむ女性たちの役に立つ日がやってきました。
病気を克服し元気になった母のパワーも一緒に送り出したいと思います。
この活動に興味のある方はウィッグリング・ジャパンのHPをご覧下さい。
・・・・・http://www.8p-ch.com/wigringjapan
2010-11-24 00:45
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スマコさんのお母様、リンパ節まで転移したものの、お元気の様でなによりです。ずっと不安だったでしょうね…私の知人で癌の人が何人かいますが、医療用かつらってメチャ高いって聞きます。職場では、ボランティアで髪を30CM伸ばして提供した女子がいます。その団体はアメリカですが、日本でも有りますね。聖マリ大で髪を提供できるボランティアを募集してました。どの位の期間、かつらを着用するのか存じませんが、抗がん剤が終わるとフサフサ(前より質がイイ)髪になるって聞きましたょ~
by 明日香 (2010-11-24 08:06)
お母様の使っておられた" かつら" が
何処かで、同じような病や思いと闘っておられる方の
心も体も良くすることに役立つと良いですね!!
もしかして見落としていたのかもしれませんが
今日まで、お母様のこと知らずに ・ ・ ・
でも、
お元気になられ
本当に良かったですね!!
by miopapa (2010-11-24 13:27)
一緒にいつもお出かけなさったりしていたから、お母様
とてもお元気な方と思っていたら、とても大変な
思いもなさったんですね。
この活動のことは、以前TVで見て知っていました。
本当に、元気になられて良かったですね。
この幸せを誰かとまた、分かち合えるといいですね。
by ☆marilyn (2010-11-24 22:42)
そうでしたか。
人は生きているいじょうは、色んな事が起こります。
それらをしっかりと受け止められたお母様は素晴らしいですね。
だからこそ乗り越えられたのではないでしょうか?
ボクも読ませていただいて、その時が来たら、かくありたいものだと思いました。
かつら・・・次の方でもそういう思いが生まれたら良いですね。
by asayan (2010-11-24 23:33)
明日香さま
お知り合いに癌の方がいらっしゃるんですね。医療用とおしゃれかつらの違いが私にはよくわからないのですが、母の特注かつらは・・・60万円くらいだったと思います。高いですよね。でも安心料と思えば納得できる金額でした。
母も抗がん剤治療が終わった時に、ツヤツヤのきれいな髪の毛が生えてきました。家族はみんな、白髪のお婆さんになっちゃうのかと思っていたので、ビックリでした。
by SUMAKO (2010-11-26 14:20)
miopapaさま
母は抗がん剤の治療を終えてから10年以上再発せず、今は元気にしております。
クモ膜下出血で倒れたり、乳癌を患ったりといろいろありましたが、今は普通に年老いて、元気に過ごしております。持ち前の強い生命力で、私よりも長生きしそうな勢いです^^。
母の元気が、病気と闘っている皆様の力になればとても嬉しいです。
by SUMAKO (2010-11-26 14:24)
☆marilynさま
もともと私よりも行動力があり元気一杯。
大きな病気を2回もしましたが、それを克服し、元気なおばあちゃんです。
好奇心いっぱいなので、あちこちに出かけるのを楽しみにしています。
私もこういった活動があることを最近TVで知りました。メディアの力は大きいですね。
もしかしたら同じ番組を見ていたのかも知れませんね^^。
by SUMAKO (2010-11-26 14:26)
asayanさま
母が癌になり、手術のために入院する時に、自分で全ての準備をしている姿を見て、涙が止まりませんでした。
以前にクモ膜下出血で倒れた時には救急車で運ばれたので、それどころではなかったので、ただただ大変だったという記憶しかないのですが。。。
だからこそ、癌は残酷ですよね。
その病気を医学の力と気力で乗り越えた元気を次の人に分けてあげられたらと思います。
人間、いつ何が起こるか、本当にわかりませんね。
毎日を大切にしなくっちゃ!
by SUMAKO (2010-11-26 14:29)
今年、身近な親族に乳がんが見つかり、
手術を受けました。
幸い、抗がん剤治療をせずに済んだので
髪への影響はありませんでしたが、
その結果が出るまでは、髪のことをとても
心配していました。
女性にとっては大事な一部ですものね。
お母様の元気が、そのカツラを使う女性にも
届きますように!
by ちゃるこ (2010-12-04 00:18)