「ツレがうつになりまして。」 [ブックレビュー]
家族の協力と愛情が一番の薬
10月31日のブログで「自殺実態白書」を取り上げ、その中で「うつ病」について書きました。
その記事への書き込みで、青苺シル子さんより、とても参考になる書籍をご紹介いただき、早速取り寄せて読みました。
大ヒット25万部突破!
「ツレがうつになりまして」 細川貂々(著)
一般的に「うつ」について書かれた本は、表現が固く、重い、読み応えのあるものが多いのですが、この本は、コミック。
愛らしいイラストとともに、著者(妻)が夫のことを「ツレ」と称して、うつ病と真っ向から向かい合う日々を、愛情を注ぎながら、本音を吐きながら、綴る1冊。
「うつ」を家族に抱える友、「うつ」になって会社に通えなくなった友、身近な所に、実は存在する、形のない病気。
この本の中で、著者は「うつ」のことを、「宇宙かぜ」「人生の夏休み」と表現し、時に主観的に、またあるときは客観的かつ冷静に夫を支える姿が、心に残ります。
「うつ」という病気を正しく知るための入門書として、おすすめの1冊だと思います。
1人でも多くの方に手に取っていただき、少しでもこの病気を理解できる人が増え、この病気で自らの命を絶つ人が減ることを願います。
10月31日のブログで「自殺実態白書」を取り上げ、その中で「うつ病」について書きました。
その記事への書き込みで、青苺シル子さんより、とても参考になる書籍をご紹介いただき、早速取り寄せて読みました。
大ヒット25万部突破!
「ツレがうつになりまして」 細川貂々(著)
一般的に「うつ」について書かれた本は、表現が固く、重い、読み応えのあるものが多いのですが、この本は、コミック。
愛らしいイラストとともに、著者(妻)が夫のことを「ツレ」と称して、うつ病と真っ向から向かい合う日々を、愛情を注ぎながら、本音を吐きながら、綴る1冊。
「うつ」を家族に抱える友、「うつ」になって会社に通えなくなった友、身近な所に、実は存在する、形のない病気。
この本の中で、著者は「うつ」のことを、「宇宙かぜ」「人生の夏休み」と表現し、時に主観的に、またあるときは客観的かつ冷静に夫を支える姿が、心に残ります。
「うつ」という病気を正しく知るための入門書として、おすすめの1冊だと思います。
1人でも多くの方に手に取っていただき、少しでもこの病気を理解できる人が増え、この病気で自らの命を絶つ人が減ることを願います。
2008-11-06 23:18
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コメント(8)
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おはようございます。
現在は 介護施設へ出向いた時だけ 義母の世話をする
・・・10年前に認知症を発症し 色んな講演会に参加し そして
ボケ老人をかかえる会(今はこのネーミングではないと思います)へ
入会し 自分の心の平静を保つために 精神科の先生にあるがままの
自分をさらけ出し・・・そして義母の介護を続けてきました。
ある講演会で(エーザイ製薬) ゴミだしをしながら お隣さんに
「いま おばあちゃん こうなのよ!」と話せる人は介護を乗り切れると
・・・実践しました。
3年前に骨折し 車椅子生活を余儀なくされ 施設に入所となっています。
未だに「私の立場の変わりはない不安は付きまとっています」が こうして
ブログで吐き出す事が出来ている事(SUMAKOさん)に感謝しています。
コメントが違う方向に逸れてしまいました・・・ごめんなさい!
私も「ツレがうつになりまして。」を買い求めようと思っていました。
by ララアント (2008-11-07 09:59)
いつも応援ありがとうございます!
いまだ山形主張中につき、携帯からのカキコミご容赦のほどを
感謝の意は私の応援をもって返させていただきます!
by yamagatn (2008-11-07 16:36)
ララアントさま
実際に介護をしていらっしゃる方のお話は、近い将来私も直面するであろう現実を考えると、とても参考になります。(夫の母は85歳、私の両親も76歳と73歳。他人事ではありません)
講習会や書籍は、ノウハウを習得するにはとても分かりやすく、役に立ちますが、介護する人、される人の本音や心の叫びまでは汲み取ることが出来ません。
時々、そんなお話をお聞かせいただければと思います。
ブログを通して、やっていなければ決して出会うことが出来なかった皆様と、意見の交換、相談などが出来るようになったことは、人生の中で大きな財産だと思います。ワンクリックで通り過ぎてしまったかも知れない出会いですから。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。
by SUMAKO (2008-11-07 22:20)
yamagatnさま
お忙しい中、ご来訪ありがとうございます。
by SUMAKO (2008-11-07 23:04)
最近店頭で見かけ、気になっていたこの本(マンガ)。
私の従兄もこの見えぬ病気とまさに奮闘中。
話してると普通なんだけどなぁ。
それだけに周りは理解することが難しいんだと思います。
主人は職場で心が病んでしまった人への対応や原因を探るべく模索中。
あまり多くを語らないご主人さまですが、この問題については
お酒の力を借りてはよく語ってくれています。
私も直面する日が来るのかな。
「私は平気」
が通用しないことが最近多くなってきてるようなぁ。。。
でも未だ人事・・・?!
by なっつん (2008-11-07 23:50)
なっつんさま
この正体不明の病は、幽霊よりも人間にとって恐怖なのでは。。。
理解しているようで、当事者にしかわからないこともたくさんです。
経験者が語るこの本の内容を、1人でも多くの読者が理解し、心の片隅にとどめることが出来たら、少しでもその病気で苦しむ人の気持ちを楽にしてあげる言葉かけができるのではと思います。
いつでも貸し出しをしますよ。
買わないで、我が家にいらして下さい。
by SUMAKO (2008-11-08 00:02)
『その後の』が気になりつつ、まだ買っていません。
ツレさんがその後どのように過ごしているのか、気になっているのですけど。
第一弾のほうでよく出てきた「かめふとん」、落ち込み気分の時には、なんだか分かるんですよね〜あの感じ。
by 青苺シル子 (2008-11-08 00:03)
青苺シル子さま
『その後の』は、回復し、社会復帰していく過程が、うつとの闘病をなぞりながら描かれていきます。これを読むと、「うつ」は決して治らない病気ではないということに勇気付けられるのではないでしょうか。
「かめふとん」ももちろん登場します。
私もよ~くわかります。2年前の夏、それまで続けてきた仕事を辞めました。辞める半年ほど前から精神状態が少しおかしくなり、自宅に戻っても、家の電気をつけることも出来ず、真っ暗な中にぽつんと膝を抱えて座っていたり、理由もなくTVの音が気になったり、食事の支度も出来なかったりして、そんなときは「かめふとん」状態でした。そんなこんなしているうちに、精神状態よりも体調がおかしくなり、思い切って退職し、家でゆっくり過ごすようになって、心の元気が戻ってきました。あのまま同じ仕事を続けていたら、私もツレさんと同じ道を辿っていたように思います。
・・・すみません、私事でした。
シル子さま、お仕事をしていると、知らず知らずのうちに何かを我慢し、ストレスが溜まり、いつの間にかそれが抱えきれなくなった時、体調を崩したり、心が病んだりするのだと思います。時にはゆっくり、楽しく生き抜きをして、リラックスして下さい。1度きりの人生、お互い楽しみましょうね^^。
by SUMAKO (2008-11-08 23:24)