「あやし」

人間にとって、本当に怖いものは？


子どもの頃から本が好きで、いつでも、どこでも、何か読んでいるのが私の生活スタイル。

ところが、ここ1ヶ月ほど、通っている学校の卒業制作で、集中して好きな本を読むことが出来ないのが悩みの種でした。

そんな時でも、お風呂で湯船につかっている時間だけは読書タイム。

長編は無理なので、短編を。

と言うことで、先日、宮部みゆき著の時代ものを初めて買ってみました。

　　　　　

ひと口で言えば、「江戸を舞台にした怪談話の短編集」なのですが。。。。。
読んでみると、実はそんな内容ではありませんでした。

どの話も、霊的要素はあるのですが、夜、一人でトイレに行けなくなるような、怖～い、オドロオドロしいお話ではありません。

この世で一番怖ろしいのは「人間の心」、しかし、一番温もりがあるのも「人間の心」だと感じさせてくれる、不思議な力のある時代短編小説です。

この本を読んで、「自分の心の中の鬼」に気づき、邪念を取り去る努力が出来たら、どんなにいいでしょう。

宮部みゆきの文章は、美しい日本の言葉で綴られ、読み手をその世界に引き込む魔術があると思います。

コメント 6

最高のストーリーテラーですよね。
やめられなくて夜更かししちゃうのが悩み。

わたし「初ものがたり」好きです。
機会があったらこちらも読んでみてくださいませ。

by Ｍｉｋｉ (2008-08-25 23:30) 

Mikiさま
宮部ワールドにはまっているかたのメッセージ、嬉しいです。
ありがとうございます。

もうすぐ読み終わってしまうので、さっそく明日にでも「初ものがたり」
買いに行きますね＾＾。
by SUMAKO (2008-08-25 23:36) 

宮部みゆきって、いつも一旦手にして戻していました。
何でだろう？中も見ていないのにな。
今度はぜひとも買ってみたいと思いました。
by asayan (2008-08-26 01:42) 

asayanさま
現代長編小説も読み応えがあり、おすすめですが、まずは短編集からいかがですか。
お仕事でちょっと疲れた時に、ふっと別世界に入ることができますよ。
by SUMAKO (2008-08-26 09:48) 

うちの娘が好きそうな本です。。。
by 袋田の住職 (2008-08-26 14:27) 

袋田の住職さま
是非、お嬢さんの本棚に1冊。
宮部ワールドはなかなか面白いと思います。
by SUMAKO (2008-08-27 00:12)