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花展が終わってホッ! [生け花]


2年に一度の流展です

2年に一度、家元が主催する流展(花展)が開かれ、出品しています。

古流松月会というこじんまりとした、しかし鎌倉の長谷に長く続く由緒ある家元です。

今年はその流展の年に当たり、4月10日(土)、11日(日)に開催されました。

会場は鎌倉市大船の「鎌倉芸術館」。

大小のホールを備え、貸しギャラリーなどもある、芸術や美術などの文化の発信地です。

中庭の竹林が落ち着いた風情を感じさせてくれます。

     DSC00341.jpg

春はタケノコの季節。
とっても美味しそうな太いものがあちこちから顔を出していました。

     DSC00343.jpg

      ***************

家元の作品はこちら。

     DSC00331.jpg

     山里の風景を想像させる、季節感あふれる作品です。
     新鮮な青竹は、正にこの季節の竹林。

私の作品です。

     DSC00336.jpg

     古流に古くから伝わるお生華(せいか)。
     銅製の薄端を使いました。

ここ何年か、皆さんが良くご存知の盛り花(自由花)という、いわゆる生け花を出品していましたが、今回は伝統文化を大切にという自分の中のテーマで、お生華にしました。

床の間を引き立てる生け花です。

     **********

最近は、華道、茶道などを習う方が大変少なくなってしまいました。

日本の伝統文化を学びながら、季節感を養い、自然を愛する心を育て、立ち居振る舞い、日本人としての心得を学ぶことができる「~道」を、もう一度、若い方々に興味を持っていただけたらどんなに素敵でしょう。

お花を活けていると、日常の嫌なことは全て忘れることができます。

五感で楽しむ生け花は、心の癒しにお勧めの習い事ですよ。

     **********

流展開催中に、友人Natsukoさんからいただいた差し入れ。

濱うさぎの和菓子です。

     DSC00348.jpg

どれもおいしゅうございました。
ご馳走さま[わーい(嬉しい顔)]


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コメント 8

marilyn

2年に一度の展覧会。
お家元のは、流石ですが、SUMAKOさんのも、きりっと素敵な作品ですね。差し入れのおまんじゅうも季節感があって美味しそう~!

by marilyn (2010-04-13 09:23) 

ちゃるこ

本当に!床の間に飾ったら映えますね♪
とっても素敵です☆
鎌倉芸術館では色々な催し物をしていますが
こういう展覧会もあるのですね^^
今度広報をじっくりチェックしてみようと思います。
by ちゃるこ (2010-04-13 16:11) 

crea

花展お疲れ様でした~^^
独特の緊張感、終わるとホッとしますよね。
SUMAKOさんの作品、すごいです。
古流のお花は、シンプルで無駄なものが無いですよね^^
空間を大切にする・・・まさに「生け花」に相応しい流派だな~って
思います。
二等辺三角形になっているのですね^^役枝は「天・地・人」ですか?
以前、薄端に桜を生けるっておっしゃってましたけれど、
これは桜・・・なのでしょうか?
それとも違う花材に変更されたのでしょうか?
1種生けですよね。花材を知りたいです~♪
お家元の作品は、もう感動です。まさに日本の風景ですよね。
竹の・・・、小原流にはないので名前が分からないのですが、
二重切というのでしょうか。
上の部分と、中間の部分、2箇所に生けてあるのですよね。
以前、SUMAKOさんがお家元のご自宅で生けておられたお花も
竹の花器で、素敵だな~って思ってました^^
by crea (2010-04-13 23:44) 

sayudom

お疲れ様でした。
とてもステキな生け花ですね。
みてるとうっとりしちゃいます~~。
by sayudom (2010-04-14 11:21) 

SUMAKO

marilynさま
ありがとうございます。
お生華は地味ですが、背筋がピンと伸びるようで、好きです。
和菓子は季節感があっていいですね。
by SUMAKO (2010-04-15 00:19) 

SUMAKO

ちゃるこさま
最近は、床の間のない家が増えました。生活様式の変化に伴い、いけばなの文化も少しずつ変ってきているようです。
鎌倉芸術館は、大きさもほどほどで、観客に優しい施設ですよね。
by SUMAKO (2010-04-15 00:21) 

SUMAKO

creaさま
古流のお生華は、枝1本1本に名称があります。今回は7本活けにしました。役枝名は真、用、留と呼んでいます。真を3本、用を2本、留2本です。
花材は、桜を予定していたのですが、思い通りのものが見つからず、結局、ヒバ(通称)にしました。お店では黄金クジャクヒバと言ったりします。いわゆるヒノキなので、とても良い香りがします。手前側に来る部分に黄金色の葉を、後ろ側になる部分に濃い緑の部分を使用し、奥行きが出るように工夫したつもりなんですが、そのように見えますでしょうか^^。
家元が活けている竹筒は、二重活けと言います。上下は、本勝手、逆勝手と必ず交互になるように入れます。
盛り花と違い、お生華はきちんとした決まりがあり、自由がありません。しかし、その中で、日本文化独特の「あそび」をどのように表現するか、腕の見せどころです。活け方のテクニックではなく、感性が磨かれていなければならない世界なので、短期間で到達できるものではありません。いつか私も家元のようなお花が活けられるようになりたいと思います。

by SUMAKO (2010-04-15 00:37) 

SUMAKO

sayudomさま
ありがとうございます。
日本文化、素敵ですよね。
by SUMAKO (2010-04-18 01:38) 

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