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鎌倉彫の手鏡 [おすすめグッズ]

使うほどに味わいが深まる職人の技

      DSC01528.jpg     

鎌倉彫のこの手鏡は、もう10年以上、毎日ハンドバッグに入れて持ち歩き、使っている大切なもの。

私の友人Risaさんのお父様、広田松仙先生の作品です。

初めて鎌倉の御成町にある先生のお店にお伺いしたとき、広田先生のお母様がお店番をしていらっしゃいました。
   (松仙堂 : 鎌倉市御成町10-6 ℡0467-22-4467)

決して間口の大きいお店ではありません。

しかし、所狭しと広田先生そして広田先生のお父様の作品が並べられ、お店番のお母様が、一つ一つの作品を丁寧に説明して下さったことが大変印象に残っています。

そして、何よりの表通りの小奇麗で大きな店舗と違うのは、とても高価な作品を、手にとって拝見させていただけることでした。

その時伺った一言、「鎌倉彫は、飾っておくものではなく、使ってこそ味わいがでるのよ」
なるほど、と思いました。

私の鏡・・・購入した直後は、もっと明るい朱色だったのですが、長年使っているうちに、いつの間にか、艶がでて、深みのある赤に変わりました。

彫師は、木の素材を選び、図案を考え、彫刻します。
その後、漆職人が塗りを何度も繰り返します

何人かの職人さんの手を経て一つの作品が出来上がるのですね。

現代の大量生産の工業製品には真似のできない、技と時間の必要な作品は、使う私たちも大切に扱い、そこに愛着心が生まれます。

鎌倉時代から伝わる伝統工芸品を、生活の一部に取り入れ使う・・・とても豊かな気持ちになります。

私の日常のプチ贅沢です。




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コメント 2

りすきぃ

わぁ~。ステキですね…宝物、今度見せてください!!
鎌倉彫や寄木細工など、神奈川にはすてきなものが
沢山ありますね。SUMAKOさんのブログ、拝見している
だけでも癒されるような、穏やかな時間を過ごすことが
出来ました。ありがとうございました。
by りすきぃ (2008-04-29 13:05) 

SUMAKO

りすきぃさま
次回、お目にかかったときにお見せしますね。
自分自身が気に入ったものを使うことができる、これはとっても幸せなこと。妥協せず、無駄な買い物をせず・・・・でも今までたくさん失敗もしました(笑)。
by SUMAKO (2008-04-29 17:33) 

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