被災した動物たちを想う

台風21号の被害に遭われた皆様、
北海道胆振東部地震の被害に遭われた皆様、
心よりお見舞い申し上げます。

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大きな自然災害が起こると、
いつも想うのは、
人々と生活を共にしているペットたちのこと。
人間が第一優先であることは分かります。
しかし、その陰に、
生活を共にしているペットたちがいることを忘れてはならないと思うのです。

福ちゃんは、東日本大震災の被災犬でした。
地震から半年放浪して保護。
保護された時には、全身が疥癬に侵されボロボロ。
胃腸もボロボロ。
まるで老犬のようでした。

　　　保護から半月ほどたった2011.10月頃の福ちゃん（獣医師撮影）
　　　

その4か月後の1月、我が家の子になりました。
胃腸も安定し、皮膚病（疥癬）も完治していましたが、
感情表現が全くない状態でした。

　　　私が撮った初めての福ちゃん（2012.1月）
　　　

福ちゃんは何もかもが怖くて、
散歩と食事以外の時間は、
家の中に置かれたクレートから出てくることがありませんでした。

尻尾を振ることもなく、
感情も隠し、
嫌なこと、怖いことがあると歯を立てて抵抗。
勿論、うたた寝している姿も見せませんでした。

福ちゃんが我が家にきて3か月程たち、
クレートの中で熟睡できるようになった頃から、
夢でうなされるようになりました。
悲しい声で「ウォン、ウォン」と鳴く声を聴いたときには、
私まで悲しくなりました。

そんなことが半年ほど。
夫と私に少しずつ心を開くようになり始めたころから、
夢でうなされることが少なくなってきたように思います。

犬の心理は分かりません。
しかし、怖い、悲しい、寂しい思いはトラウマになっていると思います。

被災地で福ちゃんのような辛い思いをするペットが
いないことを、心から願うばかりです

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2017/10/3の福ちゃん
ドッグトレーナーさんの亡き愛犬の形見のカートをレンタルしてもらって、
楽ちん散歩・・・うそです！ドキドキのカート練習。
でも、笑顔～！
　　　

福ちゃん、また会いましょうね。

コメント 4

本当に、ボロボロの福くん。。。
sumakoさんのお宅に来てからは、がっちりした健康的な姿に、真っ白できれいな毛並み。
飼い主からの愛情たっぷりのお坊っちゃまのイメージが強く残っているせいでしょうか。。。
これをみると、信じられない気持ちでいっぱいになります。
ひとりぼっちで何ヵ月も、いろいろなことに怯えながら、必死で生き抜いてたんですね。。。
福くんは、本当に奇跡的に保護され、奇跡的に最後まで大切にしてくれるご家庭に迎え入れて
もらいましたけど、こんなかわいそうなペットたちが、これ以上増えないことを祈るばかりです。


この度は、ご心配いただきありがとうございました。
by 梅子 (2018-09-08 22:53) 

梅子さん、すっかり返信が遅くなってごめんなさい。
コメント、ありがとうございます。
関西の大雨、北海道の地震でも、やはり犠牲になっているペットが少しずつSNSなどに情報が流れてきていますね。
本当に心が痛みます。
福ちゃん、ひどい状態だったでしょう。
心もボロボロだったんだと思います。
彼と一緒に私も幸せになったから、ウインウインの関係です！
リップくん、マロンちゃん、福ちゃんはラッキーなワンコたち。
幸せワンコの輪が広がってほしいですね。
by SUMAKO (2018-09-12 18:37) 

ご無沙汰しております。杏珠です。
福ちゃんを見送られたとのこと、知らずにおり申し訳ないです。

SUMAKOさんのところに来たばかりの頃は、そうでした、こんな固いお顔でしたね。
最近のお写真では目元も口元もすっかり優しくなって、SUMAKOさんに向ける愛情と信頼が感じられて、見ているこちらも優しい気持ちになれました。

遅まきながら私も、以前のブログを読み返したりしつつ、福ちゃんのご冥福をお祈りします。
SUMAKOさんもお力落としと思いますが、どうぞご自愛くださいね。
by 杏珠 (2018-09-13 13:45) 

杏珠さん
コメント、ありがとうございます。
福ちゃんのことを想っていただき、ありがとうございます。
彼はこうして振り返ってもらえて、本当に幸せです。
福ちゃんのいない生活にやっと慣れてきました。
もう少ししたら、名古屋に出かけていきますね。
暑い季節がやっと過ぎ去りましたものね。
再会を楽しみにしています。

by SUMAKO (2018-09-13 17:49)