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会津若松で1泊 [旅日記]

歴史を見つめてきた城壁

山形からの帰り道、福島県の会津若松に1泊しました。

会津のお城と言えば「鶴ヶ城」。
城主が次々と変わり悲しい歴史を背負ったお城は、今から50年ほど前に修復が終わり今の美しい姿になったそうです。

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そして、この「鶴ヶ城」と仙台の「青葉城」がモチーフとなって作詞されたのが土井晩翠の『荒城の月』ということを今回の旅ではじめて知りました。

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鶴ヶ城の天守閣、そして敷地を見学しながら感じる物悲しさが、メロディーと重なり、たくさんの方が志半ばで命を落としたであろう思いつつ歴史を振り返りました。

草が生え観光客もほとんど居ない城壁だけが残る場所こそ、その頃の人々の魂が宿っているような感じでした。

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お城を見学した日は日中30℃を越える夏日。
福島県に重要文化財指定されたお茶室でいただいた冷たいお抹茶に爽やかな渋味を感じ、一時の涼を感じました。

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会津若松では、この地域の郷土料理をいただこうということで、割烹・会津料理のお店『田季野』へ。

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今から150~200年前の建物を移築して作ったもので、会津の焼き物なども飾られ、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりとお夕飯をいただくことができました。

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このお店のお勧めは、平家の落人伝説のある村で作られたという曲わっぱを器にし、会津地方で採れた食材を中心に使った輪箱飯。
材料の味と香りをたっぷり吸ったご飯が美味しかったこと。
添えられたお汁は「こづゆ」というこの地方独特のものなんだとか。
人参、きのこ、糸こんにゃく、里芋、そして必ず入っているというきくらげと豆麩。お醤油仕立てのさっぱりとした味付けでした。

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突き出しは、細竹と山ウドの和え物。

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3種類の味の違うお味噌を使った田楽も絶品でした。

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山のお料理は見た目がとても地味ですが、季節感があり、胃腸に優しいものばかり。
美味しくいただけたことに感謝。

  ***あと1回だけつづく






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