称名寺「薪能」 [芸術]
称名寺で幽玄の世界を堪能
「金沢文庫」は鎌倉時代の中ごろ、北条実時が邸内に作った武家の文庫で、北条一族が滅びた後、北条氏の菩提寺である称名寺で管理され、今に至っています。
現在も境内にその「金沢文庫」があり、常設展、企画展が催され歴史を感じることができる場所です。
今夜は、その称名寺で「薪能」が開かれ、行って来ました。
お昼過ぎまであいにくの雨、境内での開催が危ぶまれましたが、午後からはその雨も上がり無事に境内特設会場で実施されました。
午後4時半開場、5時半開演。
少しずつ暮れていく景色、ライトアップされた能舞台、開演を知らせるアナウンス。
能舞台は池のほとりの大木をバックに作られ、観客の気持ちはどんどん高まります。
このような演出は、建物の中のステージでは味わえない自然が作る芸術です。
連吟のあと、火入れ式。
称名寺のお灯明が薪に移され、ムードは最高潮に。
まず狂言、演目は「舟渡聟」・・・野村万作が演じる舅と、婿のやり取りがおかしいこと。
観客の表情が皆笑顔。とっても印象的でした。
次に能、演目は「石橋 連獅子」 力強い能の舞台を目の前で感じることができました。
称名寺の薪能は今年で11回目。
私はこの場所での鑑賞は今年が初めてでした。
初詣は毎年このお寺。
子どものころ、飼い犬と共にここの池に落ちてずぶぬれに・・・、この事実は未だに親に内緒です(「入ると危険」の立て札があったのに、それを無視したから・・・)。
身近なところのステキな行事を大切にしていきたい!
歴史あるお寺で味わう幽玄の世界は、日本人の心に響く音、映像で記憶されました。
「金沢文庫」は鎌倉時代の中ごろ、北条実時が邸内に作った武家の文庫で、北条一族が滅びた後、北条氏の菩提寺である称名寺で管理され、今に至っています。
現在も境内にその「金沢文庫」があり、常設展、企画展が催され歴史を感じることができる場所です。
今夜は、その称名寺で「薪能」が開かれ、行って来ました。
お昼過ぎまであいにくの雨、境内での開催が危ぶまれましたが、午後からはその雨も上がり無事に境内特設会場で実施されました。
午後4時半開場、5時半開演。
少しずつ暮れていく景色、ライトアップされた能舞台、開演を知らせるアナウンス。
能舞台は池のほとりの大木をバックに作られ、観客の気持ちはどんどん高まります。
このような演出は、建物の中のステージでは味わえない自然が作る芸術です。
連吟のあと、火入れ式。
称名寺のお灯明が薪に移され、ムードは最高潮に。
まず狂言、演目は「舟渡聟」・・・野村万作が演じる舅と、婿のやり取りがおかしいこと。
観客の表情が皆笑顔。とっても印象的でした。
次に能、演目は「石橋 連獅子」 力強い能の舞台を目の前で感じることができました。
称名寺の薪能は今年で11回目。
私はこの場所での鑑賞は今年が初めてでした。
初詣は毎年このお寺。
子どものころ、飼い犬と共にここの池に落ちてずぶぬれに・・・、この事実は未だに親に内緒です(「入ると危険」の立て札があったのに、それを無視したから・・・)。
身近なところのステキな行事を大切にしていきたい!
歴史あるお寺で味わう幽玄の世界は、日本人の心に響く音、映像で記憶されました。
2008-05-03 22:14
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コメント(7)
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薪能は独特の風情があっていいですね。
館内での舞台は、眠たくなっちゃって^^。
狂言になると、むっくっと起き出すしまつ。
いやはや. . . 。
by joan (2008-05-04 00:10)
薪能って、一度鑑賞したいと思っているのですが、なかなかタイミングが合わず未だ観ていません。
名古屋では夏に、名古屋城で催されたりしています。
「紫の上」という演目のポスターを見た事があり、とても気になっています。
池に写った紅い橋と濃い木々の緑が、とても綺麗な庭園ですね。
by 青苺シル子 (2008-05-04 01:22)
あ、間違えた。
「葵の上」でした。(汗)
by 青苺シル子 (2008-05-04 02:05)
joanさま
横浜には能楽堂があり、何度かそこで鑑賞したことがあるのですが、私もやっぱり眠くなる。演目の下準備はしても・・・。狂言は楽しいですね。
薪能は、独特の魅力があり、1年に1回は出かけるようにしています。
by SUMAKO (2008-05-04 10:25)
青苺シル子さま
名古屋城での薪能ですか。鎌倉や金沢文庫とはまた趣が異なる風情があるのでしょうね。行ってみたいです。
薪能の場合、会場が屋外なので、予定がお天気に左右されるところもまた魅力の一つ。(古人の思いに一歩近づく感じ?)雨天や大風で館内になるとがっかりするのですが・・・。
私は能や狂言に詳しいわけではありませんが、日本に古くからある文化に触れることは、心を休める良い機会だと思っております。
揺れる炎に照らしだされる能面の神秘的なこと・・・。
お忙しい毎日をお過ごしと思いますが、お時間とご都合が合えば是非1度お出かけになってみて下さい。「葵の上」はストーリーがわかりやすい演目だと思います。
by SUMAKO (2008-05-04 10:34)
横浜在住50年になります。この称名寺には毎年初詣に行っておりこの薪能にも是非行きたいと思っていながら未だ一度もありません。
今回ひょんな事から彼方様のブログを拝読し写真と文章に引かれ、又お読みに成られた皆様のコメントを読ませて頂き来年こそはと意を固めた次第です。写真も非常に綺麗に取られており感心させられました。
これからも良い写真と文を載せて下さい。
by ひらがたわん次郎 (2008-05-12 12:49)
ひらがたわん次郎さま
はじめまして。私のブログにお越しいただきまして、ありがとうございます。私も毎年称名寺に初詣に出かけております。40年ほど金沢文庫に住んでおりますが、初めて境内での薪能を鑑賞いたしました。
静かで落ち着いた趣の中でのお能は、鎌倉でのそれよりも、しみじみとしたものがありました。
金沢区役所でのチケットが手に入りやすいようです。来年は是非とも・・。
by SUMAKO (2008-05-13 00:10)